my museum pieces

美術館や博物館の展示、映画などいいなあと思ったことについて綴っていきます。

「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」感想 (前編) リベンジできました。

・本ページはプロモーションが含まれています。

 

 

 

こんにちはコヨコヨリです。

 

(ちょっと長くなりそうなので前後編で分けてお届けします)

 

 

 

先週・・・やっと前回のリベンジで行ってきました。 

 

サントリー美術館で開催中の徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」へ。

 

 

 

 

 

ちゃんと行く前に念の為ネットで開館日を確認、美術館にも電話で確認した上でのぞみました。

(なぜ開館日の確認をするのかは過去記事をご覧くださいませ・・)

 

 

museumpiece52625.hatenablog.com

 

 

 

 最近は滅茶苦茶暑いので、地下から直接つながっている地下鉄六本木駅から、東京ミッドタウンへ。

 

サントリー美術館にはでっかい源氏物語絵巻がプリントされているポスターが。

 

f:id:museumpiece:20240820143338j:image

(この展示はすべて写真撮影不可だったので、展示物の撮影はできませんでした)

 

 

 

 

 5年くらい前に名古屋の徳川美術館に訪れたことがあるのですが、広い展示面積と膨

大な所蔵品で圧倒されました。1品1品がとても優れているのですが、何せ膨大。ちゃ

んと見ようとして頭がパンパンになった感じで観終わった記憶があります。

 

今回の展示はその膨大な所蔵品の中から、選りすぐられたものが来るわけで、じっくり

所蔵品を楽しめるだろうと思い来たわけです。

 

 

 

 

展示構成は

 

第1章 尚武 もののふの備え

第2章 清雅 ―茶・能・香―

第3章 求美

特別公開 国宝 源氏物語絵巻

特別公開 国宝 初音の調度

 

という流れ。

 

 

第1章 尚武 もののふの備え

 

 尾張徳川家の、武具の備えとして鎧を始めとした刀や弓具、火縄銃などのあらゆる武

具が陳列されていて、改めて尾張徳川家は武士の家ですよと再確認するための章という

感じがしました。

 

展示室に入るとすぐ、初代尾張徳川家藩主徳川義直着用の具足(鎧)が見えます。

 

中央に日の丸がある鍬形の前立ての兜に、白糸威の胴と袖、桜と紅葉の装飾が施された

銀色の籠手と手甲は色合いも含めとても優美でした。

保存状態もよく、実用的ではない装飾が施されているので、実戦では使用されたもので

はないのだろうなという印象を受けました。

 

刀剣は4振り展示され、いずれも来歴がなかなかの物が揃っていました。

 

そのうちの一つで国宝の鎌倉時代の太刀で「銘 長光 名物 津田遠江長光」。

 

 所有者が織田信長明智光秀→津田重久→前田綱紀徳川綱吉徳川家宣→徳川吉道

尾張家4代)という流れで伝来してきた一振りです。

 

 後で調べると太刀は信長所有でしたが、本能寺の変で光秀が収奪し、家臣武功のあっ

た津田重久に与えられて、津田重久がその後豊臣家、前田家に仕官し、前田家にこの太

刀を献上、その後、前田家が徳川綱吉との婚礼に太刀が贈られ、受け継がれたというこ

とのようです。

 

 

その他武具としては刀の拵えや鍔、火縄銃や陣太鼓などもありましたが、私は昔少しだ

け弓をしていた関係で「重藤弓(しげとうのゆみ)」が素晴らしく綺麗な状態で。

 

数百年たっている弓は博物館や神社などで見ると経年劣化や漆が枯れたりした状態を見かけたので、今現在すぐにでも使用できそうな感じに驚きを感じました。

 

(後編へ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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