my museum pieces

美術館や博物館の展示、映画などいいなあと思ったことについて綴っていきます。

まさかの展開に色々驚いたラジオの思い出 ー今週のお題「ラジオ」

・本ページはプロモーションが含まれています。

 

 

今週のお題「ラジオ」

 

 

 

 

「ラジオ」と聞いて思い出すのは・・・。

 

 

 

今からもうだいぶだいぶ昔のこと。

 

 渋谷のHMVでまだ沢山のCDが売れていた頃。

 

仕事帰りに職場から近かったので渋谷で電車を降り、HMVに立ち寄って洋楽CDの新

譜を眺めていました。

 

 

 同じフロアにはラジオの収録ができるスタジオが併設されていて、今まさに公開生放

送が行われていて(確かJ-WAVEだったような)ちょっとした人だかりができていました。

 

 

番組名は分からず、誰がパーソナリティをしていたのか、すら今もわかりません。

 

 

私はその時それに目を向けることなくラックのCDを試聴したり、ポップを読んだりして

いたので、ラジオの生放送にはあまり意識はありませんでした。

 

 

その時CDを買ったどうかは定かではないのですが、ふとラジオのスタッフかHMVの人がどうか分かりませんが、紙を配っていて私に近づいて紙を渡されました。

 

 

「アンケートに記入して採用されるとCD1枚プレゼント」だった気がするのですが、

その時「採用」ということがよく分からず、そのフロアにいる人に配っているものだか

ら適当に回答すればいいやと思い、プレゼントでほしい当時好きな洋楽の曲を書いて渡

しました。

 

今から思えば、すぐに他のフロアとかに行けばよかったんですけどね・・。

 

 

 そうしてしばらくするとまたスタッフの人が来て、ラジオブースの前の人だかりに近

づくように言われ、近づくとスタッフの人に「あなたのが採用されて、これから司会の

○○さんから質問されるから答えて下さい。」と言われ、マイクを渡されました。

 

 

そこで初めて「採用」とはラジオの番組で回答を採用し、ラジオの放送に自分が参加するということを認識。

 

 

 マイクを持たされ、「自分の声が電波に乗る」という事実に段々緊張し、「誰か聞い

ていたらどうしよう」という不安が大きくなり、パーソナリティのトークなど頭に入ら

ず、いよいよの時にスタッフのアナウンスが入り、司会の人とのトークが始まりまし

た。

 

 トーク自体は緊張のため動転し、うろ覚えだったのですが以下のようなことを話した気がします・・・。

 

司会:こんにちわ

 

私:こんにちわ

 

司会:夕食に食べたい物はなんですか?

 

私:きのこパスタです

 

司会:じゃあその時に聴きたい曲はなんですか?

 

私:(食事時に聴きたい曲って何⁉と悩んだ末、アンケートに書いた曲を伝える)

  BOYZⅡMENの「シーズンズ・オブ・ロンリネス」です。

  (↑ 当時流れていた別れた彼女を思うバラード曲)

 

司会:ブッ(笑)。きのこパスタ食べながら「シーズンズ・オブ・ロンリネス」聴くの?

 

私:はい

 

ー BOYZⅡMENの「シーズンズ・オブ・ロンリネス」が流れる ー

 

司会:ありがとうございました。リクエストの曲のCDプレゼントします。

 

 

といった流れだったと思います。

 

司会の方が笑ってくれたからまだ良かったものの。

ド緊張のあまり、なぜきのこパスタなのか、なぜ「シーズンズ・オブ・ロンリネス」なの

か整合性の無いヘンテコな回答に今なら「なぜ」と思えるのですけどね・・。

 

 

 ではなんでスタッフの言うがままだったのかというと、18時~19時台のラジオ番組な

んて沢山あるんだし、忙しい時間帯に知ってる人が聞いている訳がないと高を括ってい

たんですね。しかもあんなわけわからない回答を。

 

若さゆえの根拠ない自信みたいなというか、そうであってほしいという願望。

 

 

それが覆ったんです。

 

ラジオの力って凄いのか。

 

 

その時頂いたCDです。まだ持ってます。

 

 

 コーナーが終わりどっと疲れて渋谷のHMVから出て,電車で自宅まで帰りました。

ドキドキしながらも「普段ラジオを聴くような人たちではないから大丈夫」と暗示をか

けながら、ちょっと落ち着きいつも通りに家に入ると。

 

居間に入った早々、母から声をかけられました。

 

 

「なんか隠していることない?」と言われ、ラジオの件は聞いてるはずがないと思っていたので、「隠してることないよ。」と普通に答えました。

 

そうしたら母は重ねて「本当に隠していることない?」と含みを持たせ、問い詰めてき

ました。

 

なんでこんなに問い詰めてくるのだろうと思ったら、次の瞬間母が「ラジオ出たんでしょ」と言ってきたのです。

 

 

そこで嘯いて流せばよかったのに、正直に「なんで知ってるの⁉」と問い返してしましました。

 

ご飯を造っている時間にTVはつけてもラジオはつけるはずないのに。

 

そう思ってたら、母が「○○(イトコの名)からさっき電話来たわよ」と言われ、

「○○の職場で聞いたんだって」と種明かしされました。

 

当時イトコは某バンドの事務所の事務をしていて、職場にはラジオが常にかかっていた

そうなんですが、ちょうど私の出た番組を聞いていたみたいで、すぐ母に連絡したみた

いでした。

 

何でこんなにすぐ連絡するかなぁ。

 

 

まさかドンピシャで身内が聞いているとは思わず、こんなに先回りで短時間で知られる

とは思いませんでした・・・。

 

 幸い、身内の中でも家族の中でもそれ以上話が広まることはなかったのですが、ラジ

オの拡散力を身に染みて知ることとなりました。

 

恐るべしラジオの拡散力・・。

 

インターネットラジオが無い時代で良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ランキング参加しています。

 

my museum pieces - にほんブログ村

 

 

 

 

 

 

(PR)

(PR)