my museum pieces

美術館や博物館の展示、映画などいいなあと思ったことについて綴っていきます。

映画「カラーパープル」感想

・本ページはプロモーションが含まれています。

 

 

こんにちはコヨコヨリです。

 

今回観に行った映画はミュージカル映画「カラーパープル」です。

 

 この映画はアリス・ウォーカー原作で、1985年にウーピーゴールドバーグ主演、

スピルバーグ監督、クインシー・ジョーンズ音楽制作で一度制作された映画をミュージ

カル化した作品です。

 

f:id:museumpiece:20240216023539j:image

 

ストーリーは、

優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなったセリーは、父の決めた相手と結婚し、

自由のない生活を送っていた。さらに、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティとも生

き別れてしまう。そんな中、セリーは自立した強い女性ソフィアと、歌手になる夢を

叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分

を愛し未来を変えていこうとする。

そして遂に、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動き出す──。

                     ー「カラーパープル」HPより引用ー

という感じで書かれているのですがいやあ、観るとハードな内容です。

 

 舞台は1909年のアメリカのジョージア州。黒人の公民権運動のはるか前。

 

奴隷制が無くなってもまだ残るその風潮と女性差別と虐待。ミュージカル仕立てとはい

え中々にショックを受けるエピソードが冒頭からありちょっとビックリしました。

 

セリーは授かった子供を父親から養子に出され、嫁いだ先の夫に暴力を振るわれます。

それをやり過ごしながら生きています。最愛の妹の連絡を待ちながら。

 

 

そんな彼女をソフィアとシュグとの出会いと力強い言葉にセリーは変化が起きていきま

す。長い年月を彼女らとの関係でお互いを支えあい、自立していくセリー。

 

 

私は、どちらかというとセリーのように受け身がちな性格なので彼女に共感しながら観

ていたのですが、シュグやソフィアの力強く、的確な言葉が結構刺さりました。

 

今でも話題に上げられる、人種差別や女性差別、DV、LGBT、そして複雑な人間関係が

ともすれば暗くなりがちな話になるところを、数々の歌と女性同士でちからを合わせ、

力強く前に進んで生きていく彼女たちの姿は明るく、見ていると観ているこちらも活力

が湧いてきるし、セリーの成長に胸のすく思いでした。

 

 

 ミュージカル映画ですからもちろん音楽。黒人社会を描いた作品なので作中の音楽は

ゴスペルやブルースなどブラックミュージックをベーシックとした楽曲が中心で迫力あ

る歌声が響き渡ります。

 

歌っている出演者も実力のあるR&Bシンガーが集結していて主役のセリーはファンテイ

ジア・バリーノ、妹ネティの少女時代を「リトルマーメイド」のアリエルを演じた

ハリー・ベイリー、成年時をシアラなど定評のある人が歌っています。

 

圧巻はラストのセリーの歌唱、そしてシュグのブルースも迫力あり、妹役のハリー・

ベイリーの伸びやかな歌声も素敵でした。

 

サントラが出たらちょっと買いたいかもしれないです。

 

 

 

 

 

(PR)

カラーパープル (集英社文庫)

新品価格
¥781から
(2024/2/18 01:28時点)

 

 

 

 

ランキング参加しています

 

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

 

 

(PR)

 

(PR)