my museum pieces

美術館や博物館の展示、映画などいいなあと思ったことについて綴っていきます。

企画展 「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」 SOMPO美術館

・本ページはプロモーションが含まれています。

 

 

 

こんにちは、コヨコヨリです。

 

 今年最初の美術展は、SOMPO美術館で1月21日まで開催されていた「ゴッホ静物画     

伝統から革新へ」へ行ってきました。

 

 

SOMPO美術館は初めて行く美術館だったのですが、新宿駅から徒歩5分位の好アクセスの立地にあってありがたい。


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 開催期間末ということもあって、館内はそれなりに混んでいて、進むのも少しゆっく

りぎみでした。美術館では珍しく一部の展示物以外撮影可能になっており、最初から携

帯のカメラで撮る方がいたので進むのが遅くなるというのもあり、スムーズには行きま

せんでしたね。

 

 この展覧会はもともとコロナ禍の2020年に開催する予定がコロナ拡大のため中止とな

り、それ以降振りの開催とのこと。

コロナ禍は仕方がないとはいえ、力を入れた特別展や企画展が次々と中止になり、よう

やく再度展示をすることができた美術館や博物館がみられましたが、SOMPO美術館も

その一つだったようです。

 

 

 

 さて本題の展示ですが、展示タイトルから伺えるところもありますが、ゴッホ静物

画を中心とした絵画の変遷と影響を印象派や同時代の画家の絵画も交えて展示していま

した。

 

 

そもそも”静物画”は花や食べ物、楽器や日用品、死んだ狩りの獲物などを描いた西洋絵

画の分野を差し、古代ギリシャ・ローマの時代から描かれてきて、ひとつの西洋美術の

分野として確立したのは17世紀になったころからだそうです。

 

 

オランダ時代は伝統に沿った暗い背景に浮かび上がる静物を多く描いてたゴッホです

が、渡仏してから色合いも明るく、描写も印象派の影響を大きく受けたことが分かるよ

うになってきます。

 

 

 

 これは音声ガイドでゴッホが弟テオに送った手紙を読み上げた内容で知ったのです

が、要約すると、静物画には、色の調整や明暗、奥行きや立体感など絵画の必要な技法

が詰まっていて、自分の足りないものを見つけるとき花であったり日用品だったり静物

画を描いていたようです。

 

 

 そんなゴッホのストイックな所が「ひまわり」誕生まで行きつき、ゴッホ亡き後も後

進の画家が「ひまわり」の構図をまねたり、モチーフとして描くようになるなど影響を

及ぼしていくのだなと、沢山の絵画やキャプション、音声ガイドを見聞きして感じまし

た。

 

展示作品にはゴッホ以外にも印象派ルノワールやモネ、セザンヌゴーギャンなどの

有名アーティストの花の静物画もあり、見比べるのも楽しかったです。

 

 

今回の展示はSOMPO美術館の方で展示理解のための小冊子があったり、音声ガイドも

説明だけではなく、手紙の内容を演じるように読んだりと飽きさせない工夫があって非

常に考えられた展示だったように感じます。

 

 

 

 

 


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